【三条院 】(68番)後拾遺集 雑1・860
🌙心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
〜自分の本心に反して、 思うままにならないつらい世の中。
生き永らえていたならば、 その時はきっと恋しく思い出すに違いない。
今夜のこの美しい月のことを。
💠 三条院 💠 さんじょういん (976~1017年)
後冷泉天皇の第二皇子 第六十七代の 三条天皇
藤原道長に圧迫され、 在位六年で退位。 翌年出家され三条院となられました。
愛娘の当子とうし(まさこ)内親王と藤原道雅の恋に反対。二人は離れ離れになりました。
その後、当子内親王は出家、若くしてなくなり、道雅は荒れた生活を送るようになりました。
↓泣けます😢
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出かけるのを躊躇《ちゅうちょ》する夕顔に、源氏はいろいろに言って同行を勧めているうちに
月もはいってしまって東の空の白む秋のしののめが始まってきた。
人目を引かぬ間にと思って源氏は出かけるのを急いだ。
女のからだを源氏が軽々と抱いて車に乗せ右近が同乗したのであった。五条に近い帝室の後院である某院へ着いた。