💠権中納言敦忠💠(43番)拾遺集 恋二・710
逢ひ見ての 後の心に くらぶれば昔は物を 思はざりけり🌼
〜貴方に逢ってからの 今の苦しい恋心にくらべると、
逢いたいと思っていた 昔の恋心の苦しみなどは、
何も物思いなどしなかったも 同じようなものです。
💠 藤原敦忠💠 ふじわらのあつただ (権中納言敦忠) (906-943)
平安時代中期の歌人 三十六歌仙の一人。
菅原道真を左遷に追い込んだことで知られる 左大臣時平の三男。
在原業平の曾孫にあたります。
↓母方の ひいおじいちゃんだよ🌸
菅原道長公を左遷に追いやった悪役のイメージが強い
敦忠殿の父上 藤原時平 公、実は笑い上戸で、
部下の放屁で笑いが止まらなくなったことがあります。
大宅世次「時平公はおかしいことがあると、どうにも我慢がおできにならなかったのです。
一旦お笑い出しになると、いささか物事も乱れておしまいになったとか。
道真公と一緒に天下の政治をなさっていらした折に、
道理に反した処理を命じられたので、道真公はそれを止めようとしましたが、
高貴な方なのでどうすることもできず、
「強く主張なさる事をやめさせられそうにない」とお思いになって、
「不都合な処置だと思うが、どうしたものか」と溜息をおつきになった。
すると、ある役人が「造作もないことです。
私めが必ず時平公をお止めいたしましょう」と言ったので、
道真公は「そんな事ができるはずはない。
どうするつもりか」などと仰ったのを、
役人は「ただご覧になっていれば良いのです」と答え、
時平公が席について訴え事を厳しく裁定して怒鳴っている時に、
杖に文を挟んで、極端に大袈裟な身振りでお渡しする瞬間、
実に高らかに屁を鳴らしたのでございますが、
時平公は受け取ることもおできにならず、手が震えてすぐに笑い出し、
「今日はお手上げだ。
あとは道真公にお任せする」とさえ言い終わることもできない有様だったので、
そのおかげで道真公はご自身の意志で裁決をおくだしになられました」
屁を鳴らしたって‥!(◎_◎;)
できる部下😂、笑いが止まらなくなったって、お茶目な時平公💃
平安貴族はなかなか深い( ̄∇ ̄)
↓リンクより引用しました🌟
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