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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2023-03-29から1日間の記事一覧

藤壺の宮から返事が来る【源氏物語100 第七帖 紅葉賀2】行幸の日、源氏が舞う時 かざしにした葉数の減った紅葉を左大将が白菊の花に差し替えた。

翌朝源氏は藤壺の宮へ手紙を送った。 「どう御覧くださいましたか。 苦しい思いに心を乱しながらでした。 物思ふに 立ち舞ふべくも あらぬ身の 袖うち振りし 心知りきや 失礼をお許しください。」 とあった。 目にくらむほど美しかった昨日の舞を 無視するこ…

源氏と頭中将の青海波🌊【源氏物語99 第七帖 紅葉賀1】朱雀院の行幸の 歌舞の演奏の試楽が行われた。源氏は青海波は美しく帝は落涙された。

朱雀《すざく》院の行幸は十月の十幾日ということになっていた。 その日の歌舞の演奏は ことに選りすぐって行なわれるという評判であったから、 後宮の人々はそれが御所でなくて 陪観のできないことを残念がっていた。 帝も藤壺の女御《にょご》に お見せに…

末摘花は紅花 赤いはな🌷【源氏物語98 第六帖 末摘花18完🌸】若紫とひな遊びや絵を描いたりする中 源氏は 鼻を赤く塗ってふざけていた

「春になったのですからね。今日は声も少しお聞かせなさいよ、 鶯《うぐいす》よりも何よりもそれが待ち遠しかったのですよ」 と言うと、 「さへづる春は」 (百千鳥《ももちどり》囀《さへづ》る春は物ごとに 改まれどもわれぞ古《ふ》り行《ゆ》く) とだ…

末摘花の生活も持ち直す【源氏物語97 第六帖 末摘花17】末摘花の姫のところに来た源氏。屋敷も普通の家らしくなり 姫君も 源氏の贈った衣装で現代風になった。

三十日の夕方に宮家から贈った衣箱の中へ、 源氏が他から贈られた白い小袖の一重ね、 赤紫の織物の上衣《うわぎ》、 そのほかにも山吹色とかいろいろな物を入れたのを 命婦が持たせてよこした。 「こちらでお作りになったのがよい色じゃなかったという あて…